70代の男性の糖尿病の服薬管理目的で訪問看護を行っています。
妻は10年前に他界。訪問看護は1年続けてきましたが、転倒して大腿骨を骨折したことから入院しました。自力歩行が困難になりそうで、日常生活の援助がかなり必要となりそうですが、頑なに自宅退院を望んでいます。
その理由に、家にはひきこもっている40代の一人息子がおり、その息子が心配であるとのことです。息子さんは無職らしく、父の年金で生活しているようです。
お父さんとしては、本心は生活がしづらくなるので、どこかの施設に入りたい気持ちもあるけれどお金もかかるし、息子さんが使えるお金が無くなる、家に帰るしかないとのことでした。
訪問看護師は、息子さんには、週1回の訪問看護中も自宅にいるものの姿を見たことはありません。ケアマネージャーが、お父さんの入院をきっかけに、お父さんの今後のことを話そうとしましたが、「家族のことなのでほっといてほしい」といったとのことです。デイサービスやヘルパーの導入をしていくことになりそうです。
息子さんにも利用者であるお父さんの日常生活の支援や今後について、関わっていく必要があると思いますが、どのように対応したらいいでしょうか。